ネット炎上について考える

みなさん、こんにちは。

今週も日曜日になりましたね、天気もいい日が多くなり夏も近くなってきましたね。

緊急事態宣言も地域によって解除され日常の生活が僅かながら戻ってきたのではないでしょうか。筆者は、東京在住のためまだ在宅勤務で、休日もできる限りStay homeを心掛けておりますが、早く友人らと共に外でお酒が飲める日が来ることを楽しみにしております。

 

さて、前回まではNFLネタを中心に触れてきましたが、筆者の本業は企業ブランディングコンサルティングということで今回は企業や組織体を悩ますネット炎上について書いていきたいと思います。

 

1.  ネット炎上が発生する背景

2. 最近のネット炎上

3. ネット炎上になりやすいトピックス 

 

このような目次で早速本題に入っていこうと思います。

1.  ネット炎上が発生する背景

そもそもネット炎上とはを考えると、ネット炎上に関する専門家の国際大学GLOCOM 山口 真一助教授によると「ある人物や企業が発信した内容や行った行為について、ソーシャルメディアに批判的なコメントが殺到する現象」と定義付けており、ツイッターのRTが1000を超えるとネット炎上と言ってもいいかなと思います。
そして、ネット炎上が発生する背景は、やはり①ネット人口の増加②個人が情報発信をできる時代とこの2つの要員が強いと考えられます。①は、総務省の平成30年「通信利用動向調査」によると6歳以上の個人の79.8%がインターネットを利用しているとのことです。②に関しては、TwitterFacebookなど情報共有を中心に検索ツールの役割も担い老若男女に利用されておりインターネットを利用している多くのユーザーがアカウントを所持しているでしょ。みなさん、ご存知の通りインターネットは便利な物ですが、自身の個人情報を明かさずに情報発信ができるため、自ずと誹謗中傷に関する書き込みが増えるのが事実です。これが主にネット炎上発生の背景と言えるでしょう。

 

2. 最近のネット炎上

ここまでネット炎上の背景を考えてきたところで、最近のネット炎上を取り上げたいと思います。

「100日後に死ぬワニ」

連載開始時から主人公が100日後に死ぬと明かしてツイッターで展開して話題となったマンガ「100日後に死ぬワニ」(きくちゆうきさん作)。1日1話のペースで更新され、最大の特徴は4コマの最後に「死まであと〇日」と、死のカウントダウンがされていること。特にメディア展開の関連ホームページなどで、大手広告会社「電通」の文字列があったことが、“炎上”に拍車をかけている状況です。電通といえば、2015年の女性社員の過労自殺が思い出されるわけで、「100日後に死ぬワニ」のテーマである「死」とリンクし、「過労自殺のことを反省しているのか?」などが話題になりました。2015年の問題も「死」ということもあって、これは炎上になりかねない話題になってしまったと思います。

 

サザエさん騒動」

「G.WのBプラン」のタイトルで放送され、主人公の磯野家がゴールデンウィークにレジャーに行く計画を立て、別の話では一家で動物園を訪れたという展開に対し「不謹慎だ」などの声が上がり、一部ネット炎上しました。こちらは、完全にコロナ禍の影響を受けておりますが、アニメというフィクションなストーリーを考えると非常に過剰な反応だったかと思います。

 

3. ネット炎上になりやすいトピックス 

最後にネット炎上になりやすいトピックスを紹介すると、ジェンダー、宗教、政治、格差、災害が挙げられます。ジェンダーは、これらのトピックスの共通項として当てはまるのは「弱者」が存在し、社会的に弱者に気を使ってないというメッセージ発信をするとネット炎上につながってしまいます。先ほどのサザエさんの問題にもあった通り、特に先般のネットは過剰反応による炎上が多いためより注意が必要と言えるでしょう。

 

本日は以上となります。次回も何かしらネット炎上を扱いたいと思います

 

(参考資料:http://www.glocom.ac.jp/wp-content/uploads/2016/04/20160510_Yamaguchi.pdf